12年間入れ歯専門で治療を行っている大前歯科医院院長です。
入れ歯の名人と呼ばれる(歯科業界で呼ばれている)歯科医師がいつの時代にもおられます。
入れ歯の名人・・・相当年配の歯科医師をイメージしてしまいますか?
名人でないと快適な入れ歯は出来ないのでしょうか?
では、歯科医師として何回入れ歯を作れば名人になれるのでしょう?
そう、回数や経験だけではないですね。
大前歯科医院では、入れ歯治療が成功する為の考え方や基準はありますが、
規格、あるいは画一的な入れ歯を作っているのではありません。
個人個人の患者さまに合った入れ歯を作って行くのに、工夫や小さな発明が不可欠
という事は以前にのブログで書いた記憶がありますが、ある程度の名人になると、
「自分の作る入れ歯には間違いが無いはず。入れ歯の具合が悪いのは自分の問題ではなく、患者だ」と思ってしまう方もおられ、「悪いはずが無い!」と言う先生の発言で
全て終わり。治療終了。という残念な結果になってしまう事もあるようです。
このような名人は、あまりにも考え方が「風化してしまったゴム」のようになってしまい、「柔軟に考える」という事ができなくなってしまった結果でしょう。
私にも入れ歯治療を成功させる為に「間違いない」という中心的な考え方があります。
しかし、一人一人の患者さまの治療に関しては非常に柔軟です。
とある患者さまと喧々諤々、義歯の状態と治療の理論とで意見交換をして、この「間違いない」という部分に関わる議論をしている時、そういう時の私は患者さまからすれば少し意固地に思えるかもしれません。
しかし、義歯治療には流れがあります。
最善の義歯を手にするまでの流れ、これを無視して、瞬間的な治療では成功しません。
そして入れ歯治療を専門的に行なっている歯科医師として、経験則からまず間違いないと
言える部分も多いのです。
私としては。最短の期間、最少の苦労で最善の入れ歯を提供して差し上げたいと思っています。
まれに患者さまと熱く語るときがありますが、根底に、お困りの患者さまを早く健康に、そして快適な義歯を。という気持ちがある為ですので,お許しください。
名人と呼ばれるより、義歯治療のその先を見渡せる専門家。
やっぱり「入れ歯の専門家」と呼ばれる方が今の方が私にはしっくり来ますね。
大前歯科医院 院長 大前太美雄