「垣根を取って頂いたって感じですよね」
Y.K.様
千葉からお越しのYK様は、54歳の紳士なお方です。外国で人形劇団を運営して充実した日々を過ごす、という強い意志を持って御来院されました。
大前歯科医院がYK様の夢の実現のお手伝いを少しでも出来たようで、私は嬉しく思いながらお話を聞かせて頂きました。初めて入れ歯を入れた日のインタビューです(インタビューアー)
目次
◆外国で長く暮らすことになりますんで、それでちょっと無理にお願いをして。
◆豊中だったらいい、じゃなくてホームページの内容と。
◆一番感じたことは、デリカシーを感じたんですね。
◆「顔を会わせて話しましょう」って事は、もう「なんか問題あったらすぐ聞きましょう」ってゆう、前提が成立した訳ですよね。
◆前はひどかったですからねー。
◆でもそういう付帯状況を付けて、でも最大の努力をして頂いてって思ってますんで。そういう信頼ですよね。
◆でも治ってみるとやっぱり食べたくはなりますね(笑)。
◆こら、大変だぞってゆうのんで。歯くらいは、歯だけは治して行こうって。
◆でもここへ来てみなさん吸わないのかなって思ったら、あのー歯を作られる先生は吸うんですね。
◆もう大人のもんですから子供のもんじゃないんで。幼稚園で見るものじゃないんでかなり高度なものですね。
◆垣根をとって頂いたって感じですよね。
◆外国で長く暮らすことになりますんで、それでちょっと無理にお願いをして。
今入れ歯は入っていますか?
はい。でもちょっとしゃべりにくいですが。
まだ、ね。
まあ慣れるなあとは思ってますけどね。
はい。
あのー非常に快適ですよ。
あっ、そうですか。痛かったりとか、そういうのは?
ないですね、大丈夫です。
大丈夫ですか。
また来ますけど。
そうですね、来月です。(御予約を)お取りしております。
はいはい。
今までに使っていた入れ歯はしゃべりにくいとお伺いしていたんですけども?
いやー体がもう合わせちゃってるみたいなところがありますから。
あー。
それなりに・・・まー、もー自分で削ったりもしてましたもんで。
ヤスリで削ったり?
はい。あのー外国で長く暮らすことになりますんで、それでちょっと無理にお願いをして。
はい。
外国の食べ物って日本みたいに液体と一緒に食べるものって、あんまりないんですよ。
ああ、そうなんですか?
パンとスープはあっても食べ物と一緒じゃないでしょ。流動性が低いから、こら困ったなと。治してから行かないと間に合わないぞっていうのでインターネットで探してたんですよ。
◆豊中だったらいい、じゃなくてホームページの内容と。
千葉から、ですよね。大阪まで。
はい。まあ、友人がいますんで。
たくさんいらっしゃるんですか?
はい。以前4年くらい住みましたもんですから。
慣れた所だったんですね。
ええ。「豊中・・・ああ、あそこ」、みたいな。だいたいの場所のイメージも湧きましたから。西中に住んでましたんで。
ああ。
電車で一本ですから。
そうですねー。近いですよね。それで豊中だったから・・・。
いや。大前歯科が 豊中だったらいい、じゃなくてホームページの内容と。そちらですね。
はい。
大前歯科が鳥取なら鳥取まで行かなきゃならない。
内容、ですね。
要するに豊中だから、という訳ではない。
はい。
◆一番感じたことは、デリカシーを感じたんですね。
ではホームページはじっくり御覧になられたんですねー。
はい。かなり見ましたねえ。
御覧になって、システムとかこちらの考えとか理解して、こちらにお電話下さったんですね。
はい。
そうですか。ホームページで一番魅かれた所、ここに決めようって思ったところっていうのはどういった事だったんでしょう?
やはり、ホームページを見て一番感じたことは、デリカシーを感じたんですね。
はい。
まあ、当然技術ってのも、専門者による治療。それにも納得できたんですけども、それ以外のデリカシーのある所ですね。
そういう所でここにしようって決めて下さったんですね。
そうですね。で、来てみたら誰も関西弁使わないんで驚きました。
ああ。
そういう所まで気を遣って下さってるのかと思いました。
そうですね。患者様であってお友達ではないですから。
ああ、そっかー。僕も4年間関西暮らしで、終わりの頃は関西弁になってましたからね。
ああ。でも仲良くなってしまった患者様だと(関西弁が)出てしまいますね、やっぱり。(笑)
ははは。そういう細かいとこまで気を遣っていらっしゃるということはホームページを読んで解ってましたけど、驚きました。ありがたい事です。
いえいえ。喜んで頂いて嬉しいです。
◆「顔を会わせて話しましょう」って事は、もう「なんか問題あったらすぐ聞きましょう」ってゆう、前提が成立した訳ですよね。
ホームページを見てこちらに来て頂いて、院長とのお話もして1時間半ほど。もっとでしたか。
はい。
そのお話に納得して頂いたんですね。
はい。十分納得しましたね。
難しい話ではなかったですか?
僕はもともと大学は哲学科だったんですが、それから就いてた仕事が建築、設計だったんですね。
はい。
両方とも技術と論理の学問ですから、別に難しくはなかったですね。
難しくなかったんですね。
よく解りました。ホームぺージである程度は理解してましたんでね。
頭の中にすーっと入っていくような?
はい。「あー、はいはい」、みたいなね。
ここに来るまでにホームページをみて、ここで入れ歯を作ろうって気持ちは固まってたんでしょうか?
あのー何回かメールをさし上げてですね。
ああ、そうでしたねえ。
あのー、最終的には「顔を合わせて話しましょう」っていうメールが(大前院長から)最後に来たんですね。それで決めましたね。
はい。
つまりニュアンスっていうのは、最後そういうもんなんですよね。電話で100回話すより1回面談ですよね。
そうですね。やっぱりお顔を見て・・・
それは、表情ですとか、身ぶり手ぶりですとか、みんなそういうのが関係する訳ですから。そういう意味でそのメールを頂いた時に「ここに決めた」って思いましたね。
はい。
「会いましょう、面談で会いましょう」って。「それが1番ですよ」って、メールが来た時に、「あっ、そうですね、ここで作って頂こう」と思いました。
メールで気持ちは固まったんですね。
つまりそれは、「こちらが聞く用意がありますよ」って事ですよね。
そうですね。
「顔を会わせて話しましょう」って事は、もう「なんか問題あったらすぐ聞きましょう」ってゆう、前提が成立した訳ですよね。
はい。
今までそれがないから不安であったり、不信であったりにつながった訳ですよね。
はい。
それがそれで解けましたんで。そしたらもう、それがどこであろうと。ですから それが豊中っていうのはたまたまだったんですけどね。これが鳥取であっても札幌であっても行くんですよ。
はい。
そういうレベルの話です、はい。
◆前はひどかったですからねー。
やっぱり歯科医師ときちんとお話ができるっていうところが良かったんですね。
そうですね。前はひどかったですからねー。
ああ。
たまたま女房の病気がずーっとあったっていうのもあって、女房が死んだっていうのも重なってたんで。特にこちらの精神的な問題も不安定だったのかもしれませんでしたけど、何の一切の処置の説明もなかったし。
はい。
悪いのはわかってましたよね。でも自分の体より、死ぬ病気の彼女のことの方が大事でしたから。
まだ30代でしたからね。
うーん。
そちらの方が気掛かりだったんですね。まあ一段落してっていっても死んじゃってしょがないなって。自分の体のことを優しく見た時に、なんだかもーとたんに訳も解らず歯を抜き始めた。
説明もなしに・・・
その歯医者に「何だ、この人?」って思う。
そうですよね。
で、上の入れ歯を作って、今度下を抜き始めたんです。「抜く」って。「今日はこれとこれを抜きます」って。「ちょっと待ってくれ、もういい!」と。「あなたのとこと、この歯医者に来る気はもうない」と。「触んないでくれ」って止めちゃったんですよ。
残せるものならのこしたい、と?
それは普通の考えですよねー。まあ、それなりに悪かったとは思うんですけど。であるならそういう説明があってしかるべき、かな。
そうですね。なぜ残せないか。
はい、そうですね。
行ってすぐに抜かれたら・・・
びっくりしましたね。
◆でもそういう付帯状況を付けて、でも最大の努力をして頂いてって思ってますんで。そういう信頼ですよね。
それでそこにはもう行かずに、歯医者さんを探されてたんですね。
まあ、仕事が好きでしたから仕事ばっかりしてましたけどね。だからもう少し真剣に自分のことを考えて、今度外国に行くことになったんでね、真剣に探しましたけど。
はい。
西中に住んでたらこちらへ 簡単に通えたんですよね(笑)。
そーうですね。
ばかなことしてました(笑)。
いえいえ。
西中からだったら220円で来れますから。
そうですね。
5000円は出さないと来れませんから。
飛行機では?
いえいえ、あのー新幹線で十分対応できますからね。
そうですか。
医療に関する不信感ていうのもあったと思うんですけど、それを乗り越えてここで入れ歯を作る決意をされたんですけど・・・
はい。
思ってることも直接お話しして頂いて、院長と十分お話し合いが出来たから?
それは経費の問題ではないですからね。
はい。
ただ今回は無理を言って 入れ歯を作って頂いて、どうしても1年間を棒に振ることは出来ないこうゆうことで いっぺんに作って頂いたんですが、それでもそれについて「合わなくなる可能性っていうのはありますよ」って。
(院長注:雪の多く降る国に渡航されるので、雪が降ってしまうと活動が1年遅れるということで、入れ歯治療を急がれていました。)
はい。
「それを十分ご承知の上でやりましょうか」って。
はい。
それでもーあのー、しばらくして歯科技工士の先生といろんな話をして頂いて。で、ずいぶん長い間席をあけられて。「いやー技工士が納得しないんで、もうちょっと待って下さい」と。先生同士お話しずーっとされて。
(院長注:治療を受けて、責任ある結果を出せるのかということについて、技工士と協議をしており、私は入れ歯を作って差し上げたい。技工士としては、治療期間が短すぎる。という内容でした。)
はい。
そーゆうのもあり、長かったんですよ。
うーん。
これから、今度出掛ければ、これから正月くらいしか帰って来れませんから。
はい。
でもそういう付帯状況を付けて、でも最大の努力をして頂いてって思ってますんで。そういう信頼ですよね。
できるだけ患者様のご希望に添うように、いつも作りたいって考えてますから。
はい。それがホームページからみえましたけど、来て なおいっそう感じましたね。
はい。でもやっぱりこちらに来て心開いていっぱいお話して下さったからこういうふうに・・・
最初は正直いってこう、見てました。「この人何考えてんのかなあ」って。
あー。何考えてんのかな、って。
そういう風にみてましたね。
最初は。そうですかー。
今はありがたいと思っています。
嬉しいです。そういう言葉を聞くと。
はあ。率直な気持ちです。
なんだかすごく嬉しくなってきました。
ははは。
そうですかー。本当に信頼して頂いて嬉しいです。
はははー。
いや、ほんとに素直な気持ちです。
有難うございました、ほんとに。
◆でも治ってみるとやっぱり食べたくはなりますね(笑)。
また来月に来て頂くんですけど、お食事の際は無理なさらないようにして下さい。
はい(笑)、徐々に。
噛める、って思って固い物を無理食べてしまって痛くなってもいけませんので。
ははは。ホームページに書いてありましたね。
まずは軟らかいものから、豆腐とか。
はい。
何か食べたいなあ、と思うものはありますか?
いやーもう10年間我慢してきましたんでねー。えーもともと衣食に関しては欲望がない方で。自分の好きなものに欲望はないんで。これといって、はないですね。でも治ってみるとやっぱり食べたくはなりますね(笑)。
はーそうですか(笑)。
また大阪の友達と、一緒にね。
しゃべりやすくなったのが一番?
しゃべりのはねー。下は初めて入れましたので、まだちょっと辛いんですけどー。
はい。
多分慣れると思うんです。
はい。
◆こら、大変だぞってゆうのんで。歯くらいは、歯だけは治して行こうって。
今、外国行って人形劇団やるもんですから。でー日本で人形劇っていうのは子供のもんなんですが、ロシアですとかチェコへ行くと大人のものなんですよ。
あー、そうなんですか!?
日本の文楽みたいな扱いなんです。
はいはい、あー。
ですから音楽もオーケストラがついたり、かなり大規模なんですよ。
あーそうなんですか。
まあーそうゆう所にでられるにはまだまだ。当分僕は出られませんけど。
うーん。
先生とか若い人たちがやるんですけども。僕は運営だけですから。ただやっぱりお金にならないんですよね。
うーん。
で、日本で稼いでってゆうもので生活をしてたんですけど、もう全部つぎこんじゃったんですよ。
はい。
家を変わってもつぎこんじゃう、っていう覚悟でいますんで。
はい。
3年くらいが勝負だと思っています。
はい。
それを楽しみに、まー・・・。さっき食べるもの、外国で食べるものっていうのは大変なんですよ。
はい。
おそば屋さんがある訳じゃないし、お茶漬け食べらんないし。
はい。
じゃ、パンとそれなりの固形のものを食べなくちゃなんない。こら、大変だぞってゆうのんで。歯くらいは、歯だけは治して行こうって。
そうですね。3年間ですから充実したものにするにはやっぱり・・・
体力ですから。
体力、その為には必要って思われたんですね。
はい、そうですね。後はもう全部つぎこんじゃってるんで。
はい。そういう思いがあったんですね。
えー。ですからこれでやっとやりたいことができる訳ですから。ある意味で、なんていうんですかねー、自由をもらったみたいなもんですよね。
うーん。
今まで制限される訳じゃないですか。
はい。
1か月行くと、「もう食べるもんないわ」って帰ってきて娘に言うような状態ですから。
あー。
◆「治しなよ」って言われるんですけどね、娘に。「うん、まあなーそのうち」とか言ってたんですけど。
はい。
娘もしっかりしてますから、「治してから行きなよ」って。
うーん。
「でも、お前、みんな歯医者なんかろくでなしだよー」ってずーっと言ってて。
はー。
「そりゃわかるけどもー」って。でインターネットで見始めたんですよ。
はい。
で、東京にもなんか1軒あったんですよ。
はい。
あのー僕はたばこを吸うんですけど。1日3本くらいなんですけどね。
あーそうなんですね。
朝起きて1時間して1本、昼間に1本、寝る前に1本位。そこの東京の同じような歯医者さん、○○○○なんとかってあったんですけど。
はい。
そこは、「喫煙者駄目」って。
あー、そういう所もあるんですね。
健康志向に、アメリカっぽいところで。「健康の為なら死んでもいい」、みたいなね。
えー。
で、「喫煙者は駄目ですよ」って。「あー僕は駄目だな」って。
うん。
そこのお医者さんもかなり良いらしいんですが、なんかやっぱり宗教的。
あー、そういうふうに感じたんですね。
はい。「それはおかしいなー」って思って。「ここはやめだ」って。
はい。
いや、たばこやめるのは簡単なんですけど、前もやめましたんで。
◆もう大人のもんですから子供のもんじゃないんで。幼稚園で見るものじゃないんでかなり高度なものですね。
人形劇団では人形劇をなさらないんですか?
僕は出来ないです。ただ僕は音楽が好きなんでピアノとかギターとか弾きますんで。
あーそうなんですか。
今は打ち込みなんですけど。自分で打ち込みでつくるって作業は出来ますけど、あのー実際は出来ないですね。プロでないと。
あーそうなんですかー。
人形劇って3種類位あるんですね。糸でやるのと棒でやるのと。
あー。
あと手を入れてしまうのと。3種類くらいあるんですよ。
手を入れてするのしか見たことがないです。
手を入れてしますのは小さいぬいぐるみもそうですけど、文楽も手を入れるんですね。
はい。
手を入れるのと棒を入れるのとの合体なんですけどね。
はい。
あと、糸のはやっぱりロシアですとかチェコが主流なんですよね。
へー。
これは後ろはジャズですとか、もう大人のもんですから子供のもんじゃないんで。幼稚園で見るものじゃないんでかなり高度なものですね。
はい。
音楽から照明からなにから。
一度機会があれば見てみたいなあって思いました。
はは。でも日本に来ても儲かんないんですよ。
あーそうなんですか。
やらせてもらえないんですよ。お金がペイできないから。
はい。
向こうではペイできるんですよ。もともとそういうオペラをやる所は、いろんな人ができるような環境になってますから。
はい。
で、見にくる人たちもいますから。
はい。
ところが日本じゃね、多分チケットがはけないですからね。
うーん。
毎年赤字でね、僕だけの赤字でも、うーん相当になってますよ。
あーそうなんですかー。
また貸した人間と借りてる人間が同じなんで。催促に行けないんですよ。
ふふふ(笑)。
「返してくれ」っていっても、「しんどい」って言うだろうからね。僕だったら(笑)。
うーん。
まあ、つぎこんでも、あのー釣り行って「魚釣れないから金返せ」ってゆうやつはいないのと同じですよね。道楽ですよね。
はい。
もう、しょうがないですよね。
うーん。
ゴルフ行って「点数悪かったから金返して」って言わないですもんね。
はい。
「みんな楽しけりゃ良い」って。
そうですね。楽しかったら。お金より自分が楽しめたらいいなって。
そうですね。残り人生たいしたことないですから(笑)
いえいえ、そんな事ないですよ。
◆垣根をとって頂いたって感じですよね。
外国に行ったら楽しみですね。
もうおかげでほんとにこう、脚をもらったようなもんですよね。
はい。
垣根をとって頂いたんですよね。
もうーそういうふうに言って頂くと、ホントに嬉しいです。
もう僕も、僕の方が得たものが多きい訳で。
うーん。
もう、ほんとに垣根をとって頂いたって感じですよね。
はい。
世界の・・・。
はい、ほんとにもー良かったです。
でも、そういう風におっしゃる方は多いでしょう? ここにおいでになれば。
喜んで頂いてる方はもちろん多いですけども、こんなに喜んで頂けるなんて・・・
はははー、そうですかー。
今日は本当にお話を聴けて良かったです。有難うございました。
こちらこそ、感謝してます。
いえいえ、こちらこそ。なんだか嬉しい、という話を聞くと私も嬉しくなって、感動してしまいました。
ははは、いえいえ。


インタビュー



